春日賞争覇戦2025の注目選手とレース展望

1. 大会概要・見どころ
奈良競輪開設74周年記念「春日賞争覇戦」は、2月8日に開幕。S級S班4名を含むトップレーサーが集結し、今年のスタートダッシュを懸けた激戦が繰り広げられる4日間となる。
大会概要
開催期間:2025年2月8日(土)〜2月11日(火・祝)
開催場所:奈良競輪場
主な出場選手:
[S級S班]平原康多、郡司浩平、古性優作
[S級1班]三谷将太、三谷竜生、吉田拓矢、渡部幸訓など

2. バンク特性の解説
攻略バンクデータ・特徴

バンク特徴
奈良競輪場は、全国でも珍しい直線が極端に短い33バンクで、4コーナーを回るとすぐゴールが迫るレイアウトが特徴です。周長333.33m、みなし直線距離38.0mと短いため、先行したラインが有利で、捲りや逃げが決まりやすい傾向にあります。バンクは最大約33度の急傾斜があり、打鐘後のスピード感と迫力は圧巻。決まり手は「先行-マーク」「捲り-マーク」が中心で、位置取りの巧さが勝負を左右する競輪場です。
攻略ポイント
● 先行・捲り有利
直線が短く、逃げや捲りが決まりやすい。
● 位置取りが重要
後方では勝負にならず、前々のポジションが必須。
● 決まり手の傾向
「先行-マーク」「捲り-マーク」が多く、ライン決着が基本。
● 逃げ切りの可能性大
最高上がり8.9秒の高速バンクで長い追い込みは厳しい。
● ラインの強さを重視
先行ラインが強い場合、そのまま押し切る展開が多い。
● 狙い目の買い方
1着=先行・捲り型、2着=番手選手、3着=自在型
3. 注目選手と勝負ポイント
古性優作│三谷竜生│三谷将太

究極のオールラウンダー・古性優作(SS/大阪/100期は、近畿勢の強さを象徴する存在です。昨年、古性はGⅠオールスターと寛仁親王牌を制し、KEIRINグランプリでは脇本と連携して優勝。安定した実力を見せつけています。今回もコンビの活躍が期待された脇本の欠場は戦力ダウンになりますが、地元の三谷竜生や三谷将太も加われば、近畿ラインが上位を独占する可能性も高いでしょう。
【近畿】注目選手
・古性優作(SS/大阪/100期)
・三谷将太(S1/奈良/92期)
・三谷竜生(S1/奈良/101期)
郡司浩平

郡司浩平(SS/神奈川/99期)は昨年、全日本選抜で3度目のGⅠ制覇を果たしており、その後もビッグレースで活躍。今年も立川記念で準Vと好調を維持し、南関東ラインの中心として存在感を放っています。特に連携実績のある松井宏祐とのコンビは強力で、郡司の鋭いタテ脚と松井の積極的な仕掛けがかみ合えば、近畿勢に対抗も十分。松井も競輪祭で3度の連対を果たし、奈良記念でも2勝を挙げるなど33バンクへの適性が高いです。今年も攻めの姿勢を貫き、南関東ラインを優勝争いに導く働きに注目です。
【南関東】その他の注目選手
・郡司浩平(SS/神奈川/99期)
・松井宏祐(S1/神奈川/113期)
平原康多│吉田拓矢

平原康多(SS/埼玉/87期)は42歳のベテランながら、昨年5月の日本選手権で約2年半ぶりのGⅠ制覇を果たし、健在ぶりを証明しました。下半期は落車の影響もありましたが、持ち前の調整力で再び上位争いに加わることでしょう。今シリーズでは、勢いのある佐々木悠葵や吉田拓矢を目標にできるため、有利な展開が期待されます。吉田も成長著しく、スピードと勝負強さを兼ね備えた存在。関東ラインは団結力が強く、一丸となってレースを支配する展開も十分に考えられます。
【関東】注目選手
・平原康多(SS/埼玉/87期)
・吉田拓矢(S1/茨城/107期)
・佐々木悠葵(S1/群馬/115期)
渡部幸訓

渡部幸訓(S1/福島/89期)は安定した差し脚を武器に、常に上位争いに絡む実力者。昨年12月の広島記念in玉野では、新山響平と連携して松浦悠士らと熱戦を展開し、シリーズを盛り上げた。今年も岸和田GⅠで2勝を挙げるなど好調を維持。今大会では、小松崎大地のパワーに乗って鋭い差し脚を発揮する展開が有力だ。目標が不在でも、コースを突いての突っ込みが期待でき、北日本ラインの浮上には欠かせない存在となる。
【北日本】注目選手
・渡部幸訓(S1/福島/89期)
・小松崎大地(S1/福島/99期)
中四国
その他地区では中四国ラインを引っ張る町田大我は短走路だけに大駆けにも要注意。展開が向きそうな隅田洋介はシャープな立ち回りからの突っ込みにも注意
【中四国】注目選手
・町田大我(S1/広島/117期)
・隅田洋介(S1/岡山/107期)
・佐々木豪(S1/愛媛/109期)
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奈良競輪開設74周年GⅢ春日賞争覇戦 攻略ポイント
● 先行・捲り有利なバンク
奈良競輪場は直線が短く、コーナーを抜けるとすぐにゴールが見えるため、先行したラインが有利。捲りも決まりやすいが、仕掛けのタイミングが遅れると間に合わない。
● 位置取りが重要
追い込み型の選手は後方に置かれると勝負にならないため、勝負所で前々に位置することが必須。ラインの結束がカギとなり、単騎での後方待機はリスクが高い。
● 決まり手の傾向
「先行-マーク」「捲り-マーク」が圧倒的に多く、ライン決着の傾向が強い。脚力のある自力型の選手が主導権を握る展開が多いため、番手選手が恩恵を受けやすい。
● 逃げ切りの可能性が高い
最高上がりタイムは8.9秒と高速決着が多く、長い距離の追い込みは難しい。逃げや捲りを狙う選手が有利なレース展開となりやすい。
● バンクの特性を理解する
バンクの傾斜は最大33度と急で、スピードが乗りやすい。打鐘後の仕掛けが早く、ハイスピードな攻防が繰り広げられるため、展開予測が重要。
● ラインの強さを見極める
先行ラインがしっかりしている場合、そのラインがそのままゴールまで押し切る可能性が高い。ラインの先頭と番手の選手をセットで狙うと的中率が上がる。
狙い目の買い方
1着:先行・捲り型の選手 2着:番手選手や粘れる追い込み選手 3着:前々の位置を取れる自在型 このように、前残りの展開を意識した車券構成が奈良競輪の攻略には欠かせません。