最高12億円が当たる競輪車券『ドカント』その的中確立を検証
ドカントについて
ドカント(Dokanto!)は2012年4月4日より発売開始した重勝式車券です。
重勝式車券とは複数のレースの結果によって的中する方式で、ドカントの場合は対象7レースの1着を当てるDokanto!7(ドカント セブン)と対象4レースの1着、2着を当てるDokanto!4two(ドカント フォートゥー)の2種類があります。
投票方法はいずれもネット投票限定で、コンピューターによって自動で割り振られます。
宝くじに近い特性があり、サッカーのBIG、競馬のWIN5に近い特性を持っています。
最高12億円のチャンス
ドカントはスポーツクジ系では最高額の12億円という賞金が最大の魅力です。
1口200円でキャリーオーバーの状況によって払い戻し額が決まります。
しかし、キャリーオーバーが10億円以上に膨れ上がった事例はなく、過去の最高配当は2014年8月30日富山記念(G3)3日目のドカント7が出した4億8,426万6,440円です。
なお、ドカントの前身になったチャリロトでは2010年に約9億円の高額配当が出ています。
的中確率
ドカント7は開催場の最終競走から逆算して7競走が対象になり、全レースで9車立てだった場合は4,782,969分の1の確率で的中します。
実際には7車立てのガールズケイリンも対象レースになることも多いので、的中確率はもう少し高いとされています。
ドカント4twoは最終競走から逆算して4競走が対象で、全レース9車立ての場合は1,679,616分の1の的中確率です。
なお、払戻金は売上の75%になり、的中者なしの場合は売上の75%がキャリーオーバーで繰り越しされていきます。
売上は競輪場によって異なりますが、1日あたり数十万円程度がキャリーオーバーで上乗されていきます。
キャリーオーバーが少なければ穴の組み合わせで的中しても配当が数十万円~数百万円程度になってしまうこともあります。
ドカントは数億円以上の高額配当が頻繁に出ていて、宝くじに比べると的中確率が高いです。
ただし、的中条件は全て的中だけでドカント7の場合は6レースが的中していたとしても不的中の扱いになってしまいます。
チャリロトとの違い
競輪の重勝式車券はドカントのほかに、チャリロトもあります。
チャリロトは、株式会社チャリ・ロトが運営する競輪とオートレースを活用したクジで、2008年に平塚競輪場で初めて導入された歴史を持ちます。
チャリロトには以下の種類があります。
- チャリロト
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ドカント7と同じ、ドカント発売以降はドカント対象レース以外で発売
- チャリロトセレクト
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ドカント7およびチャリロトと同じ対象レースの中で、選択して投票できる。
1口100円で最高配当6億円
- チャリロト5
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最終競走から数えて5レースの1着を選択方式で予想する。1口100円で最高配当6億円
- チャリロト3
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最終競走から数えて3レースの1着を選択方式で予想する。キャリーオーバー制を採用せず、的中者なしの場合は購入者全員に70%の払い戻しが行われる
元々はチャリロトが行っていたものを、JKA(競輪・オートレースの運営母体)が直接を販売するようになったものがドカント7です。
ドカント4twoはJKAが独自で新しく導入した方式です。
現在もドカントとチャリロトは併売されていて、選択方式になるチャリロトセレクトおよびチャリロト5と3は競輪予想サイトが買い目を配信するケースもあります。