レース中過密日程の選手は不利-競輪予想に必要な情報とは
過酷なトレーニング
成人男性の太もも周りは平均50~55cmほどと言われていますが、競輪選手の多くは60cm以上で瞬発力特化型の選手だと70cmを超えるケースもあります。
競輪選手は人力で自転車レースを行う競技性から、過酷なトレーニングを必要とされ、休日にトレーニングとコンディション管理をしないといけないという厳しさを強いられます。
競輪選手が行うトレーニングの内容
競輪選手が行うトレーニングには以下の種類があります。
- ロード(公道を長距離走る)
- ローラー
- トラック練習
- ウエイトトレーニング
- ランニング等
- 体幹トレーニング
大きく分けて自転車に乗るトレーニングと自転車を降りて行うトレーニングに分けられます。
競輪選手にとってローラーは基礎中の基礎。瞬発力を高めたい場合はトラック練習。持久力や基礎体力を鍛えたい場合はロードを重視するのがセオリーです。
選手によっては休日に毎日200kmのロード練習を日課にしている人も入れば、自転車練習はローラーによる最低限の内容のみで、ウエイトトレーニングをメインにするなど、選手ごとに自分の個性を活かせる身体作りを心がけています。
過密日程は不利?
競輪は1節3日前後で開催されることが多く、1日平均2レースほどに出走します。
レースでは打鐘が鳴らされる残り1周半(500~800m程度)のみ負荷をかけた走りをする程度なので、レース中はオフの日よりも身体が訛ってしまうものです。
一般的に月に2~3回程度の斡旋しかありませんが、重賞などが絡むと出走機会が増えます。
レースが続く過密日程になると、ゆとりある日程の選手に比べてトレーニングをする時間が少なくなるため、成績が落ちやすくなります。
競輪は選手の調子そのものが非常に重要ですので、レース間隔が詰まっている選手にはトレーニング不足懸念があることを覚えておきましょう。
ハングリー精神が強い人が出世する世界
競輪は、素質よりも努力が結果に出やすい競技です。トップ選手であっても、数日練習をサボった程度で格下選手に負ける可能性が生まれるため、常に気を抜かずにトレーニングを続けないといけません。
競輪選手は先輩や後輩とグループ練習を行うこともありますが、トップ選手になる人の多くは、オフの日になると早朝のトラック練習をしたり、毎日200kmのロード練習をするなど人一倍の努力をしています。
競輪選手には、自転車競技に元々自信を持っているか、他の分野のスポーツで結果を残すなど運動が得意で負けず嫌いの人しかいないことも、それを示していると言えます。
競輪学校では軍隊並みに厳しい訓練が行われますが、ボートレーサーのように養成学校で複数の脱落者が出ることはなく、過酷なトレーニング漬けの生活をそれほど苦にしていないものです。
与えられたメニューでは物足りずに、自らより過酷なトレーニングを課す選手が出世していきます。
デビューして間もない頃は凡走続きだったのに、次第に足が太くなって結果を残していく選手は後に大化けするチャンスがあり、センスに任せて怠慢な生活をする選手はすぐに頭打ちをしてしまうものです。