競輪に八百長はあるのか?疑惑と実態の検証

八百長はあるのか?競輪で疑惑の絶えないテーマを、元競輪選手が業界の裏事情も含めて明かします。あからさまな順位操作はなくても選手同士の忖度は存在する!?競輪予想を有利に進めるには選手同士の関係性まで分析する必要があります。

八百長はあるのか

レースが行われる競輪場

競輪は八百長を疑われることが非常に多い競技です。
勝てそうな選手が失速して負ける事例は実際多数あり、本当に体力が底をついたのか意図的に失速して負けたのかは選手本人にしか分かりません。

過去に競輪で八百長が発覚して逮捕者が出た事例はありません。
他の競技で不正が相次いだ1950年代や1960年代の頃は分かりませんが、規制が強化された現代の競輪では八百長が行われている可能性が非常に低いと言えます。

競輪で八百長を成立させる方法

出走選手全員が共謀すれば、いくらでも順位を操作することは可能ですが、全員が八百長に加担するとは現実的に考えられません。
もし、八百長があるとすれば、それは勝てる選手が意図的に負けるという方法がもっとも難易度が低く、有力です。

実際に競馬やオートレースでは、過去に複数の騎手や選手が加担した八百長事件が起こったこともありますが、競輪は他の競技に比べて選手がアスリート気質である特徴があります。
勝てるレースをわざと負けるようにお金を積まれても、自分の名誉のために拒否する選手も多いと思われます。

開催期間中は外部と接触禁止

1960年代には競馬の山岡事件の他にも、プロ野球でも八百長が行われ、これらは業界の闇を比喩して黒い霧事件と呼ばれました。

大きな八百長が過去にあったのは事実ですが、こうした事件発生を受けて選手や関係者は投票券を買えなくなり、開催期間中は選手が一切外部と連絡を取れないなどの規制を敷かれることとなりました。
疑惑自体は現代でも存在しますが、過去50年にわたって公営競技の八百長で逮捕者が出たことはありません。

八百長疑惑の大久保花梨選手

2018年に久留米競輪場でガールズケイリンの大久保花梨選手が、開催期間中に競輪場への移動に使っていた自家用車の車内に携帯電話を置いた違反行為で即刻管理解除される、という事件が起こりました。
競輪選手は八百長防止のため、開催期間中に携帯電話を持ち込めないという厳しいルールを課されています。
ルール違反をして携帯電話を持ち込んでいたことで、外部と八百長する目的があったのではないかという疑惑が生まれました。

真相は分かっていませんが、運営本部の調査では疑わしい内容のやり取りは確認されていません。
大久保花梨選手はガールズケイリンの中で優秀な成績を収めている選手です。現在21歳で、順当にいけばこの先20年前後は最前線で活躍できる素質を持っています。
21歳という若さもあるので、八百長ではなく単純なうっかりミスで携帯電話の届出を忘れた可能性が高そうです。
JKAからも八百長の可能性が低いと判断され、2週間程度の処分で復帰を果たしています。

八百長による選手自身へのリスク

不正で手にしたお金を握りしめる手

競輪選手は50歳や60歳でも現役を続けられるケースもあり、選手の平均年収は1,000万円前後です。
八百長に加担すれば一発で永久追放になるので、そのような大きなリスクを背負ってまで八百長をするとは考えにくい、という見方が一般的です。

また、競輪は他の競技に比べて1開催あたりの売上が少なく、外部の闇組織などがリスクに見合う対価を用意して八百長を促すメリットも少ないと言えます。

人間らしさが出ることもある

競輪選手は同期、同郷、同支部など選手同士での横の繋がりが強く存在します。
状況によってはランク(階級)があと少しで昇格するなど、選手ごとの大一番が度々訪れます。
そしてこうした選手の事情を普段から交流がある選手は理解しているものです。
レース前から、わざと勝たせるように働くことはありませんが、レースの中でランクの昇格がかかった身内とデッドヒートになった時は、負けてもいいかなと思ってしまうこともあるのが人情です。

もちろん、仮に全力を出し切らなかったとしても勝った選手のプライドを傷付ける可能性もあるため、決してわざと負けたような素振りは見せません。
そして実際のところ大半の選手は、レースになるとアドレナリンが全開になり、手を抜くこと自体が難しいというのが現実なようです。
選手同士でどこまで忖度するかは個人差がありますが、こうした選手ごとの事情は、逆手にとって予想の材料にすることができます。

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